廃油をリサイクルしてキャンドルを作る!100均で材料集めました!
鳥の唐揚げが大好きで、家で唐揚げを揚げることがあります。
後片付けがめんどくさいですし、あの大量に余った油と洗い物、なんとかならないですかね。。笑
何度も使いまわすのは気持ち悪いので、2日続けて揚げ物をするときは使いまわしますが、そうじゃないときは1回で捨てるようにしていました。
ただ、油の単価(オリーブ油やこめ油なので高い)、後片付けの面倒さを思うとスーパーの惣菜コーナーで買うことが多いですが、やっぱり家で作る唐揚げが美味しいんですよねー
なので今回は、余った油(廃油)を捨てるのはもったいないので、エコキャンドルを作ってみることにしました!
廃油キャンドルの材料について
極力100均で材料を集めました!
- 廃油
- テンプル(油の凝固剤)
- 煮豚用のヒモ(料理用タコ糸 綿100%)
- クリップ
- ガラス容器
- 割りばし
テンプルは600mlの油を固められる小袋が5つ入っているものを使用しました。
割りばしとクリップは以前大量に購入したものが残っていたので、それを利用しました。(100均ではないです)
廃油キャンドルの作り方について
廃油をコーヒーフィルターで2~3度濾す
パン粉、片栗粉等は入ったままの廃油を使用すると、キャンドルに火を点けたときにススや嫌な臭いが出るので極力綺麗にします。
私は簡単かつ綺麗に濾せるのでコーヒーフィルターを使い、2~3回濾すようにしています。
クリップに煮豚ヒモをはさむ
クリップが座金、煮豚用ヒモがキャンドル芯代わりです。
ちゃんとしたやつなら座金付きコーティング芯を買うと良いです!
油を温めてテンプルを入れる
少し温めた廃油にテンプルを入れ、完全に溶けるまでかき混ぜます。
油は100度までいかなくても大丈夫です。融点は75℃~78℃なので80℃くらいまでいけばテンプルは簡単に溶け切ります。
ガラス容器にキャンドル芯と油を入れる
ガラス容器に先ほど作成したキャンドル芯(クリップ&煮豚ヒモ)を入れ、割りばしにはさんで固定します。
後はテンプルを入れた廃油を注いで固まるまで待ちましょう!
ここでアロマ(精油)を入れてもOK!
油がアツアツでもなく、完全に冷めてカチコチでもないタイミングでアロマ(精油)を数滴入れ、アロマキャンドルにしてもOKです!
ティーツリーの香りがおすすめです。
色が変わってきて完成!
透明度の高かった廃油が少しずつ濁ってきたら固まり始めます!
完全に冷めたら廃油キャンドルの完成です!
キャンドル芯が長いときは少しカットしましょう。
使用してみて思ったこと
実際に使用してみて思った感想は
- しっかり濾していれば臭いはしない
- かなり長時間燃える
- 火をともす→消すを何度も繰り返しても芯は残る(途中でなくならない)
感じでした!
自作なので火元をほっといて用事をすることはありませんが、防災用として役立ってくれると思います!
油凝固剤が燃えても大丈夫?
johnsonのテンプルQ&Aを引用させていただきました。
Q:「固めるテンプル」を使ってキャンドルが作れますか?
引用元:テンプル よくあるご質問:お客さま相談窓口|ジョンソン株式会社
A:固めるテンプルは廃油を固めて、可燃ゴミとして廃棄できるように作られた製品です。固めた油で作られたキャンドルを燃焼させた場合の機能や安全性などの確認はしておりません。
市販のキャンドルは、通常パラフィンワックスで作られています。固めた廃油を代用した場合、廃油には不純物が含まれているため、燃焼した際、ススが出やすく、ニオイも悪いと思われます。また、溶けた油で火傷をしたり、芯とのバランスが悪いと何かの拍子に油全体に火がついたりと、思わぬ事故につながる危険性が考えられますので、固めるテンプルを使ったキャンドルづくりは、絶対にしないでください。
「火災の可能性があるので責任は持てませんよ」と言うのが十分にわかりました。
もともと油を流す=とんでもない水質汚染につながるので、可燃ゴミとして捨てよう!という商品なのに、販売元に「キャンドルづくりOK!」とは書かないですよね。
私が家に保有する油の凝固剤は全て"天然成分(12-ヒドロキシステアリン酸)"と書かれていたのでそちらについて調べました。
12-ヒドロキシステアリン酸について
都留文科大学教養学部学校教育学科 特任教授 山田暢司さんの “らくらく化学実験" でも “廃油からろうそくを作る" が紹介されていたので参考にさせていただきました。
多くの廃油凝固剤として使用されているのは、12-ヒドロキシステアリン酸であり、動物性・植物性脂肪で最も多く含まれる飽和脂肪酸である。
唐ゴマから この物質を廃油に混ぜると、この脂肪酸はコロイド粒子となって廃油中に均一に分散するが、油の温度が下がると、粒子がくっつきあって網目状の三次元構造をつくる。
液状の廃油をその中に閉じ込んだままゲル化し、物理的に固化するのであって、油自体が分解などの化学変化を起こしているわけではない。
加熱すると再融解し、冷やせばまた固化を繰り返す。
引き上げた芯であるたこ糸に点火すると、始めはたこ糸自身が燃焼して大きな炎となるが、たこ糸が短くなってくると、気化してきた油が燃焼の中心となる。
気化した油は、次々と供給されるので、たこ糸の芯自体はほとんど燃えてしまうことはない。
また、使用したガラスビンの容積・形状にもよるが、燃焼による対流が起こり、二酸化炭素が排出され、酸素も十分に供給されるので燃焼が継続するというものである。
パラフィンワックスの安全性について
引用させていただいた “ジョンソン株式会社テンプル質問" の文中に出てきた"パラフィンワックス"について調べてみました。
パラフィンワックスは石油産業の副産物であり、揮発性有機化合物を含む煙を放出する。
この煙が室内の空気を汚染し、ぜんそくや皮膚トラブルのリスクを高めるとされている。
日本のパラフィンワックスは純度が高く安全性が高いが、海外の安いものは特に危険。
また、キャンドル芯に鉛を入れ補強された芯が入っているものがあり、ここから放出されるススには体に有毒な亜鉛、錫、鉛、カドミウムが含まれていることがある。(一部の国では鉛を禁止している)
色んなサイトを調べはしたものの、どこも危険性について述べているところばかりでした。
高いキャンドルでも鉛入り芯を使っていたら×、アロマキャンドルも×、安いパラフィンワックスを使用したキャンドルも×、そんな目利きできないですし、色々不安要素を考えるなら自分でエコキャンドルを作ったほうがよっぽどよさそうですね。。
考えすぎるとキャンドルが怖くて、和ろうそくしか使えなくなりそうです。。椿の種から和蝋燭作ってみるか!? 笑
私はこれからも廃油もったいないのでキャンドルは作ります!
次回の考慮点は煮豚用のヒモ+クリップ案はヒモがまっすぐにならなかったので、火元の安全性を考慮するのであれば座金付のキャンドル芯だけは購入して使っても良いかな。と思いました!
パラフィンワックスじゃなくて、ソイワックス(大豆)ですしね。
以上、廃油を使ったキャンドル作りでした!
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