スプロケットを変えたい!フロントとリアのT変更によるメリットデメリットについて

HONDA CBF125Tのフロントスプロケット

「スプロケット」とは英語で歯車を指し、チェーンの前後に1つずつあり、合計2個ついています。

この「スプロケット」にはサイズがあり、○○Tや○○丁で歯の数を表しています。

この歯の数を増やす、減らすことにより、加速を上げるか、高速が伸びるかを調整することが可能なんです!

スプロケットの歯数増減によるメリットデメリット

簡単にスプロケットの歯数増減によるメリットデメリットを表にまとめてみました。

ドライブ(フロント)側ドリブン(リア)側
歯数を増やす・高速が伸びる
・加速が落ちる
・高速が伸びない
・加速がUPする
歯数を減らす・高速が伸びない
・加速がUPする
・高速が伸びる
・加速が落ちる

フロントを1T変えると、リア3T分の変更と同程度となるので、基本的にフロントを1~2T上げ下げすることが主流となっています。

フロント/リアスプロケット変更時のトルクとスピードについて

仮に、純正品がフロントスプロケット13T、リアスプロケット45T装着時、前後のTを調整することで変わるトルクとスピードについて計算表をまとめました。

ドライブ
(フロント)側
ドリブン
(リア)側
比率トルクスピード
13T43T3.31-4.7%+4.7%
13T44T3.38-2.3%+2.3%
13T45T3.46
13T46T3.54+2.2%-2.2%
13T47T3.62+4.3%-4.3%
13T48T3.69+6.3%-6.3%
13T49T3.77+8.2%-8.2%
13T50T3.85+10.0%-10.0%
13T51T3.92+11.8%-11.8%
13T52T4.00+13.5%-13.5%
14T43T3.07-12.7%+12.7%
14T44T3.14-10.1%+10.1%
14T45T3.21-7.7%+7.7%
14T46T3.29-5.4%+5.4%
14T47T3.36-3.1%+3.1%
14T48T3.43-1.0%+1.0%
14T49T3.50+1.1%-1.1%
14T50T3.57+3.1%-3.1%
14T51T3.64+5.0%-5.0%
14T52T3.71+6.8%-6.8%
15T43T2.87-20.8%+20.8%
15T44T2.93-18.0%+18.0%
15T45T3.00-15.4%+15.4%
15T46T3.07-12.9%+12.9%
15T47T3.13-10.5%+10.5%
15T48T3.20-8.2%+8.2%
15T49T3.27-6.0%+6.0%
15T50T3.33-3.8%+3.8%
15T51T3.40-1.8%+1.8%
15T52T3.47+0.1%-0.1%

※ データは計算サイト使用

フロントを1T上げ下げすれば約8%の加速と高速の増減、2T上げ下げすれば約15%の加速と高速の増減調整を行うことが可能です。

他のサイトのデータも例として参考に載せておきます。

ドライブ
(フロント)側
ドリブン
(リア)側
100km/h
回転数
7,000rpm
最高速
1速
最大駆動力
12T34T9,060 rpm77.3 km/h101.8 kgm
13T34T8,360 rpm83.7 km/h93.9 kgm
14T34T7,770 rpm90.1 km/h87.2 kgm
15T34T7,250 rpm96.6 km/h81.4 kgm
16T34T6,800 rpm103 km/h76.3 kgm
17T34T6,400 rpm109.5 km/h71.8 kgm
18T34T6,040 rpm115.9 km/h67.8 kgm

スプロケットはチェーンに合わせる

仮に「14Tのスプロケットがほしい!」と思ったとしても、どんな14Tのスプロケットでも良い、というわけではありません。

スプロケット 14T/420や、14T/428など、「T/○」で更に後ろに数字が割り振ってあります。

これはチェーンサイズを指しているので、自分のバイクのチェーンに合わせたスプロケットを購入する必要があるのでご注意ください。

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