HandBrakeの高画質設定まとめ、H.265が一番おすすめです!

2020年1月20日

HandBrakeの高画質設定

HandBrakeは動画ファイルをMPEG-4ビデオに変換するフリーソフトです。

今回は、HandBrakeの高画質設定についてまとめました!

※ 初心者の方で、どこを設定すれば良いのかわからない方向けです

HandBrakeの最新版ダウンロード

HandBrakeの最新版のダウンロードは公式HPから行いました。

2020/01/19 現在、最新版は HandBrake-1.3.1-x86_64-Win_GUI.exe でした。

HandBrake 高画質設定 各項目詳細について

HandBrakeの設定項目は多く、また、複雑なため可能な限り設定内容を調べていきました。

Picture

  • Width 720 Height 480
  • Anamorphic Automatic
  • Modulus 2
  • Cropping Automatic

ピクチャは私は特に設定を変更しませんでした。

Filters

フィルター設定に関しては、「絶対にこれが良い」といった設定はなく、自分の好みに合わせ設定するものだそう。

今回は設定を弄らないでおきます。

Video

Video Codec

動画データのエンコード(符号化)とデコード(複号)方式を決めます。

高画質かつ、低容量な動画形式は「H.265 > H.264 / MPEG-4 > MPEG-2」になります。

エンコード後のファイルで動画編集も考慮するならH.264、そうでないならH.265をおすすめします。

全く同じ動画ファイル(133分もの)をH.264とH.265で変換し、ファイルサイズを比較してみたところ

  • H.264 2,608,988 KB
  • H.265 1,425,063 KB

とかなりファイルサイズが異なったものの、画質は見ても差は感じませんでした。

私は “H.265" で設定しました。

Framerate(FPS)

フレームレートは高いほど良いが、再生するデバイスの性能次第では60FPSなど高すぎると逆にカクつく恐れがあります。

私は “Same as Source" の「ソースと同じ」で設定しました。

※ Filters タブでインターレース解除を選択している場合、"Constant Framerate" を選択しましょう。フレームが合わず、音がズレる原因になります。

Quality

ビデオ品質の設定はここで設定します。

“Constant Quality" か “Avg bitrate" のどちらかを指定します。

“Constant Quality" の場合、数字が小さければ小さいほど高品質(0)、数字が大きければ大きいほど低画質(51)まで0~51の数字の中から選択できます。通常、SD画質(720 x)の場合は 20+/-1 程度、HD画質(1280 x)の場合は 22+/-1 程度が良いそうです。

H.265の場合、デフォルトは24でした。ここから23、22と品質を上げるごとにファイルサイズがかなり大きくなっていきます!

私は “Constant Quality 20" で設定しました。

上記、"Constant Quality" で変換したものの、激しい動きでノイズやブレが入る場合に限り、"Avg bitrate 2500″ で設定しました。

“Avg bitrate" の場合、ビットレートを数値で指定します。

値の設定参考例をまとめました

  • 解像度 720x480 1000~1500Kbps 激しい動きのもので 2000~2500Kbps
  • 解像度 1280×720 5000~7000Kbps 激しい動きのもので 10000Kbps
  • 解像度 1920×1080 10000~15000Kbps 激しい動きのもので 20000Kbps

Encoder Preset

エンコーダプリセットでビデオの画質と圧縮率を決めます。

10段階設定でき、左から右に行くほど画質が綺麗になります。

一番右のPlaceboにしたいところですが、とんでもない処理スピードになります。

私は “Slow" で設定しました。

Encoder Tune

エンコーダチューンは映像に応じた調整を行います。

以下、7種類から選択できます。

  • None
  • PSNR
  • SSIM
  • Grain
  • Zero Latency
  • Fast Decode
  • Animation

PSNRやSSIMで調べると画質評価指数について色々出てきます。

かなり難しい設定なので、私は “None" で設定しました。

Encoder Profile

エンコーダプロファイルと次のエンコーダレベルの2つは再生するデバイス端末に合わせる方が良いです。

一番高機能なものから順に言うと、High > Main > Baselineになります。

  • Auto
  • Baseline
  • Main
  • High

Highを選びたいところですが、Android端末ではBaselineをサポート、端末によってはHighは再生できないなどあります。

私は “Auto" で設定しました。

Encoder Level

エンコーダレベルは1.0~6.2までの範囲で設定できます。

「古いAndroid端末で再生する場合、Level 3.0で」などあり、あげすぎると再生できないなどあります。

私はこちらも “Auto" で設定しました。

HandBrake 高画質設定まとめ

HandBrakeは設定項目が多く、どこを変更すれば高画質に設定できるのか迷いますが、Videoタブを設定すれば綺麗に仕上がります。

  • Video Codec … H.265
  • Framerate … Same as Source
  • Quality … 20(PCスペックが良ければ19・18等もっと良くしても良い)
  • Encoder Preset … Slow(PCスペックが良ければもっと良くしても良い)
  • Encoder Tune … None
  • Encoder Profile … Auto
  • Encoder Level … Auto

高画質設定は難しい、自分に合った設定を!

H.264やH.265の動画変換は奥が深く、私もまだまだわかっていないことが多いです。

画質が良いのにファイルサイズも小さくなるH.265が一番おすすめですが、ちょっと古いAndroidデバイスで再生したらカクカクに再生されたり、PS4だと「対応していない」と再生されなかったり、デバイスのスペックが求められることになったりもします。。(H.264ならPS3・4どちらでも再生できたと思います)

また、変換する動画の種類(Youtube用の実況ゲーム録画のような2Dのもの、や、運動会などのビデオカメラで撮ったもの)によって設定項目も異なります。

Encoder Tune項目などの項目も、もっと細かく設定していきたい場合は、H.265の解説ページでどういった項目を指定しようとしているのか調べ、自分に合ったものに合わせるようにしましょう!

以上、HandBrakeの高画質設定についてでした。

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