たまごの殻で有機石灰を自作しよう!乾燥させて潰すだけなので簡単ですよ!

2019年3月29日

たまご殻石灰の自作

家庭菜園や観葉植物を育てる上で石灰は重要な役割を果たします。

石灰を簡単に説明すると、土のph値を酸性からアルカリ性に戻すために使用します。

なんだか難しそうですが、そんなに深く考えなくても大丈夫です!

野菜なんかを育てる前に、ちょこっと土にまけばそれでOKです!

今まではホームセンターで販売している有機石灰を購入していましたが、たまごの殻でも代用できるので使用していこうと思います!!

有機石灰

なぜたまごの殻?

卵の殻

有機石灰=貝の殻(カキ殻)と書かれており、「カキ殻を使用しているのは、量と数を入手しやすいから」と情報を伺ったため、私の場合しじみの殻を使おうと思っていました。

しかし、炭酸カルシウムとして利用するのであれば、粉砕しにくい貝殻より卵の殻を使用している方が大半だったので、私もたまご殻で実践してみることにしました。

実際、卵殻石灰を20kg1,000円で販売している業者もいるので、変なことをしているわけではありませんよ!笑

たまご殻石灰の作り方

使ったたまごを水洗いする

たまごの内側についているヌメヌメっとした膜を水で綺麗に流します。

しっかり乾燥させる

次にしっかりたまごを乾燥させます。

数日、陰干しすれば乾燥します。

急ぎの場合、レンジで数分チンして水分を飛ばしてもOKです!

すり鉢で卵を磨り潰す

100均で購入したすり鉢

すり鉢を使い、卵を磨り潰していきます。

最初は軽く手でパキパキ割ってからすり鉢に入れましょう。

たまごの殻を磨り潰す

後はテレビでも見ながら、ゴリゴリ磨り潰していけば完成です!

卵殻有機石灰の自作

大量にストックしているのであれば、ジューサーやフードプロセッサーを使用し粉砕してもかまいません。

たまご殻石灰を使うメリット・デメリット

たまご殻石灰を使うメリットについて、石灰製造メーカーの特徴を引用させていただきました。

たまごの殻を原料とした有機石灰です。
新鮮な卵の殻を細かくして、使い易くなっております。
カルシウム、ミネラル分が豊富で、アルカリ土質にしやすくします。
この肥料の有効部分の科学的成分は、主として炭酸カルシウムですが、その形態は霰石型で、微細孔組織からなり、特有の肥効発現と土壌の理化学性改良が期待できます。
石灰質肥料としての肥効が滑らかで、その効果は持続的に現れ、また土壌反応(pH)も適正な状態で維持できます。
他の石灰質肥料に比べ、石灰分過剰や土壌反応(pH)に対する過剰反応の心配が少ない肥料です。
微粒孔子からなり、土壌の理化学性改善や有害分除去効果が期待できます。
土壌の有機物の肥効発現に対して効果的に働くと共に、良質な腐植化を助けます。
この肥料を混ぜることにより、土壌が固まりにくく、また、早く種まき作付けができます。

引用元:石灰肥料 たまごのめぐみ

良いこと尽くめですね!土壌改良効果も期待できるとはっ!

また、消石灰や苦土石灰とは異なり土が熱くなることもないので、たまご殻石灰を撒いたその日から植え付けできるのも大きいですよね!

デメリットとして挙げるとすれば、火煎れしていないというところでしょうか。

販売されている牡蠣殻有機石灰も、ただ砕いただけではなく、酸化カルシウムとして火煎れされているものを多く販売しているので、ただのたまご殻石灰だと吸収効率的には少し劣ると思われます。

たまご殻も炙って炭酸カルシウムから酸化カルシウムにしてから使うと尚良いですが、手間ですね。。

どのくらいの量を土に散布すればいいの?

1坪(約3.3㎡)当り、400~800gが目安だそうです。

たまごの殻1つで6gだったので、3㎡となると100個近く集めないといけません。。

結構たまごは料理で使うので、すぐ貯まるとは思います!

手間ではありますが、捨てるくらいならゴミも減らせるので是非再利用しましょう!!

以上、たまご殻有機石灰の自作についてでした!

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