ノートPCのバッテリーの劣化具合、寿命を確認する方法!無料ソフトのインストール等は不要です!
ノートPC、前よりバッテリーの持ちが悪くない?
ノートPCを使い続けていると、バッテリーの劣化具合、持ち度、健康度が気になりますよね。
もちろん、スマホ同様、ノートPCもバッテリーは劣化します。
今回はWindowsで簡単にバッテリーの劣化具合を確認できる方法をご紹介します。
例)
最大充電容量 | 37,000 mWh |
---|---|
フル充電容量 | 33,093 mWh |
レポートとしてバッテリー状況を出力でき、もっと沢山の情報が載っていますよ!
ノートパソコンのバッテリー劣化具合確認方法について
ソフトをインストールせず、確認できます。
この確認方法は以下のWindowsで使えます。
- Windows 7
- Windows 8
- Windows 8.1
- Windows 10
バージョンによっては少しコマンドが異なる場合があるのでご注意ください。
今回はWindows10で確認していきます。
コマンドプロンプトを開く
開く方法はたくさんありますが、簡単なのは
- 左下の"ここに入力して検索"部分に"cmd"と打ち込んで表示された"コマンドプロンプト"を開く
- “Windowsキー"と"R"を同時押し、ファイル名を指定して実行が開くので"cmd"と打ち込む
- 左下のWindowsマークから"Windowsシステムツール > コマンドプロンプト" を選ぶ
等です。
どうしてもわからない時は"コマンドプロンプト 起動"などで検索してみましょう!
“powercfg /batteryreport" を実行する
コマンドプロンプトを開けば、後は"powercfg /batteryreport"と実行するだけでレポートファイルが出力されます。
C:\Users\mapeli>powercfg /batteryreport
バッテリ寿命レポートがファイル パス C:\Users\mapeli\battery-report.html に保存されました。
〇〇に保存されました。の場所に行くとバッテリ寿命レポート(htmlファイル)ができています!!
バッテリ寿命レポート(htmlファイル)をWEBブラウザで開く
後は作成されたバッテリ寿命レポート(htmlファイル)をWEBブラウザ(Chrome、FireFox等)で開けば、確認できます!
レポート内容について
レポートで出力される項目はこんな感じです。
- Installed batteries 搭載されているバッテリー
- Information about each currently installed battery 現在取り付けられている各バッテリーに関する情報
- Recent usage 最近の使い方
- Power states over the last 3 days 過去3日間の電力状態
- Battery usage バッテリー使用量
- Battery drains over the last 3 days 過去3日間のバッテリーの消耗
- Usage history 使用履歴
- History of system usage on AC and battery ACとバッテリーのシステム使用履歴
- Battery capacity history バッテリー容量履歴
- Charge capacity history of the system’s batteries システムのバッテリーの充電容量履歴
- Battery life estimates バッテリー寿命推定
- Battery life estimates based on observed drains 観測されたドレインに基づく電池寿命の見積もり
いっぱい項目もありますし、見ていて面白いですよ!
特に"Battery capacity history"なんかは、購入当初からのバッテリーの劣化具合が1ヶ月単位で確認できます。
パパっと見るのであれば"Installed batteries"内の以下の項目を見ればOKです。
DESIGN CAPACITY | 最大充電容量 | 37,000 mWh |
---|---|---|
FULL CHARGE CAPACITY | フル充電容量 | 33,093 mWh |
私のバッテリーは新品のバッテリーと比べると89%の性能まで下がっていました。
対象バッテリー名も表示されるので、交換用バッテリーを買うのも簡単に行えますね!
おまけ:レポート出力先を変更する場合
コマンドプロンプトでレポートを出力した時に、「どこに出力された?」とわからなくなる or 違うところに出力したい場合、コマンドプロンプト起動後、出力したいパスまで移動してからレポート出力を行えば良いですよ!
コマンドプロンプトなんて開かず、簡単にバッテリー寿命レポートを出力したい場合
都度都度コマンドプロンプトを開いてー、コマンドたたいてー、というのがめんどくさい方はこちら!
一度実行ファイルを作っておけばダブルクリックするだけでレポートが出せます!
どんな名前でも良いのでtxtファイルを作成しメモ帳で開く
メモ帳アプリでテキストファイルを作成し、以下の内容をコピペ貼り付けします。
@echo off
set dt1=%date:~0,4%%date:~5,2%%date:~8,2%
set tm1=%time:~0,2%%time:~3,2%%time:~6,2%
set output=batteryreport_%dt1%_%tm1%.html
POWERCFG /BATTERYREPORT /OUTPUT %output%
ファイル拡張子をtxtからbatに変える
上記テキストファイルの拡張子をtxtからbatに変換してください。
例)sample.txt → sample.bat
あとはファイルをダブルクリックするだけ!
上記作成batファイルをダブルクリックすれば自動でレポートを作成してくれます。
ファイル名は “batteryreport_20190904_182502.html" と日付で出すようにしています。
便利!笑
あー、これで好きな時にレポートを出せるやー。
以上、Windowsでバッテリー寿命を確認する方法でした!
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