アクアリウム水槽に冬場ヒーターって必要?初心者用熱帯魚でヒーターなしを経験した私が必要性や電気代についてまとめました。

2018年10月24日

水槽用ヒーターの必要性について

アクアリウムを始めるにあたって、冬場にヒーターがいるかいらないかは判断に困るところだと思います。

電気代もかかるし、火事になるのではないか、水槽をゴチャゴチャさせたくない、色々あると思います。

私もアクアリウムを始めてから3年間くらいはヒーターなしでやってきました。

ヒーターがあった期間、なかった期間で感じた内容、経験を元にヒーターが必要か否か、まとめました!

水槽用ヒーターの最大電気代(1日 or 1ヶ月)について

まず、ヒーターを使ったことがない、といった方のために電気代についてまとめました。

大前提として、毎月の詳細な金額は出せません。

なぜなら、水温を一定に保つため自動でON/OFFしますし、水槽の置かれている環境(玄関かリビングか)や、秋の9月か冬の1月か、設定温度等でヒーターのON/OFFの時間や強弱が変わるからです。

扉の開け閉めが多い玄関、9月より寒い1月など外気温の変化が激しい方がもちろん電気代はあがります。

なので、電気代を算出するにあたり、以下のルールを設けました。

  • 1kWhあたり27円の電気代(一般家庭料金)
  • 1日のヒーター稼働時間24時間
  • 1ヶ月=31日計算

室内で24時間ヒーターフル稼働はあり得ないですが、もしずっとフル稼働した場合のヒーターの電気代を計算し、表にしてみました。

水槽用ヒーター24時間フル稼働、最大電気代一覧
ヒーターのW数水槽サイズ1日の電気代1ヶ月の電気代
80W小型水槽51.84円1607.04円
120W45cm水槽77.76円2410.56円
160W60cm水槽103.68円3214.08円
220W75cm水槽142.56円4419.36円
300W90cm水槽194.4円6026.4円

めいっぱい使ったとしてこのくらいの金額になります。

私の家で1時間あたりどれだけONになっているか測ってはいないのでなんとも言えませんが、まちがいなく12時間もいってはいないです。

  • 水槽の周りに発泡スチロールなどの断熱材をセットする
  • 水量を減らす
  • 玄関先など外気に触れにくい場所に設置する

様々な工夫を施せば施すほど、ヒーターがONになる回数、時間は少なくなるので、どうしても気になる方は水温が下がらないように工夫してみましょう。

そもそも室内ならヒーターなしでも飼える魚がいる

「初心者向き熱帯魚」と言われる魚は基本、室内(15℃前後)ならヒーターなしでも飼えると言われています。

代表例として以下の魚・エビがあげられます。(他にもいます)

  • メダカ
  • アカヒレ
  • プラティ
  • ヤマトヌマエビ

しかし、実際全て飼ってみましたが、越冬できるものとできないものがあったので情報は鵜呑みにしない方がよいと思います。

実際にメダカ、アカヒレ、プラティ、ヤマトヌマエビをヒーター無しで飼ってみた

結論から言います。

どの初心者用熱帯魚も3匹ずつ、そして室内のスタートでしたが、プラティ以外は全て越冬できました!

別で飼ったカージナルテトラは10匹、全滅しました。

正直、どの魚もジッと動かなくなり、見ていて楽しくないですし、ちょっとかわいそうでした。

「ヒーター無くてもいけるかな?大丈夫だよね?」が命取りでした。後悔しています。

プラティは3匹中2匹が寒さに耐えきれずお星様になってしまいました。

いくらヒーターがいらない初心者用の魚、鉄の魚、と言われていても住んでいる地域、魚の体調次第ではお星様になってしまう可能性があります。

結論、私が思うヒーターの必要性について

色んな方向からヒーターの要る要らないを考えてみました。

自分には飼いたい魚がいる or もう飼っているといった方

もちろん、飼いたい熱帯魚のことを調べ、適応温度を調べておく必要はあります。

調べた上で、「室内で育てるのならヒーターが不要な熱帯魚」だったとしても、水温の変化によって病気にかかるリスク、過酷な環境下になり寿命が短くなることを恐れるのであれば、ヒーターは付けておいたほうが良いと思います。

せっかく飼っても水温が下がる季節はジッと隠れて動かないのも、寂しいですよね。。

水槽の雰囲気が部屋にほしくて、魚はなんでも良い方

上記同様、適応温度を調べた上で、ヒーターを付けておいた方が良いと思います。

私の経験上、水温変化は病気になるリスクがかなり高いです。衰弱した体につけこまれ、別の病気をもらってくる感じです。

星になった熱帯魚の後処理、病気になってからの対処・対策等するくらいならリスクを減らせるようヒーターがあると良いですね!

電気代が上がるのは嫌、絶対ヒーターを付けたくない方

24時間ずっとエアコンを入れておけば、大丈夫かもしれません。(電気代は✖ですが)

しかし、きっと生き延びるだろうという気持ちで、ヒーターなし+自分の飼いたい魚を飼っても私は越冬は難しいと思います。

室外はなおさらです。

何年もアクアリウムを経験しているのであれば、多少は対処できるかもしれませんが、そうでない場合はせめて初心者向けの水温の変化に強い魚を選ぶようにしましょう。

水槽のサイズ・水量別、購入すべきヒーターW(ワット数)一覧表

50W、120Wなどヒーターごとに書いてありますが、何が何かわかりにくいので水槽のサイズ・水量別にヒーターのW数をまとめました。

参考にどうぞ。

ワット別ヒーター適応表
Wタイプ水槽サイズ水量
80W小型水槽約26ℓ以下
120W幅45cm約48ℓ以下
160W幅60cm約64ℓ以下
220W幅75cm約110ℓ以下
300W幅90cm約150ℓ以下

まとめ

ヒーター代や電気代を目の当たりにすると、「やっぱ今年はいいや」って思えるかもしれません。

しかし、ヒーター代や電気代をケチったところで、私のようにペットがなくなってしまっては、結局大損をかくことも大いにあります。

(星になったミッキーマウスプラティ2匹とカージナルテトラ10匹、合わせて1,000円くらいしました)

「おとなしいなー。生きてるかー?」と心配してみるくらいなら、私はヒーターを購入することをおすすめします!

お小遣い制などで購入が難しい場合は、熱が逃げない工夫をしてあげると良いですね!

 

以上、水槽用ヒーターについてでした。

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