家庭菜園で使う「堆肥」ってなに?堆肥と役割、牛ふんと鶏ふんの違いについてまとめました。

2018年9月15日

家庭菜園や畑で使う牛ふんや鶏ふん(堆肥)ってなに?堆肥と役割、牛ふんと鶏ふんの違いについてまとめました。

ホームセンターに行くと牛ふんや、鶏ふんなどの「堆肥(たいひ)」と呼ばれるものが何十kgという単位で扱われています。

実は堆肥って土作りにおいて非常に重要なものなんです!

畑や家庭菜園を行う上で堆肥がどういった役割を果たすのかまとめました。

堆肥って何?

ホームセンターで購入した堆肥(牛ふん)

堆肥とは、牛の糞尿、もみ殻(お米を精米したときに脱穀機出る一番外側の皮)、ワラ、オガクズなどを微生物に分解させ発酵させたものです。

「え、糞。。。」と思いますが、ホームセンターで販売されている牛ふんはしっかり発酵されており、かつ乾燥しているため、ふんの臭いも腐った臭いもほぼ感じません!

堆肥の役割とは?

一言で言えば「野菜を大きく育てる」役割があります。

牛ふん、鶏ふん、馬ふんなどによって土壌改良効果は強いものの栄養価は低い、土壌改良効果は低いものの栄養価は高いなど様々ですが、主な堆肥の役割をまとめました。

土壌改良剤になる

堆肥を土に混ぜることで土がフカフカになり、野菜を育てるうえで重要な水はけと通気性を保ちます

なので堆肥を混ぜないと、土がガチガチに硬くなってしまい、野菜の根がうまくはらずよく育ちません!

水はけを良くすることで根腐れを防ぎ、通気性をよくすることで根から酸素を得れるようにします。

肥料効果がある

牛ふんはあまり期待できませんが、鶏ふんの場合栄養価(チッ素、リン酸、カリ)を沢山含むため、野菜を大きく育てるうえで必要な栄養を有機肥料で補えます

堆肥は「動物性」と「植物性」がある

牛ふん、鶏ふん、馬ふんなどは「動物性堆肥」、腐葉土(落ち葉を微生物が分解したもの)やバーク堆肥(樹の皮を分解し発酵させたもの)は「植物性堆肥」と分解・発酵元が動物のものか植物かで分類されます

ただ、バーク堆肥などはホームセンターなどで激安で販売されている場合、海外の樹の皮を使用していたり、確認しないかぎり中身が不明など、注意点が多いようです。

国産の有名なバーク堆肥と、激安のバーク堆肥を比較したポスターがホームセンターに貼られていましたが、全然ちがいました。

国産はサラサラで土のような状態に対し、激安のものはバークチップのままだったので素人でもすぐ判別できました。

バーク堆肥をご使用になられる場合、ご注意ください。

牛ふんと鶏ふんの違いについて

動物性堆肥の代表である牛ふんと鶏ふんを簡単ではありますが、わかりやすく表にまとめました。

牛ふん鶏ふん
価格高い安い
牛ふんの3分の1程度の価格
栄養価低い高い
土壌改良効果高い低い
においほぼ無臭臭い

上記表を踏まえ違いをまとめると、牛ふんは土壌改良として、鶏ふんは有機肥料として使用することをおすすめします!

洗剤と違い「混ぜるな危険!」といったことはないので、私の身近なベテランさんだと牛ふんと鶏ふんを混ぜて使用されていました!

牛ふんは撒きすぎ注意

「そんなにいいものなら、土なんか買わずに牛ふんに直接種を撒けばいいんじゃないか?」と思ってしまいますが、牛ふんのまきすぎには注意が必要です。

牛糞は「リン酸」と「カリウム」が窒素に比べ多く含まれるため、入れすぎは肥料過多になってしまいます。

1㎡あたり2kg~3kgが一般的な使用量ですが、土壌改良をメインに使用するのであれば1kgを牛ふん、残りの2kgを植物性堆肥にすると良いですね。

堆肥はどのくらいのタイミングで撒けば良い?

色々調べた結果、初心者におすすめの撒き方、タイミングは鶏ふん、バーク堆肥、牛ふんを作目ごとにローテーションさせるのが良いようでした。

例で挙げると

作目季節堆肥
1作目鶏ふん
2作目バーク堆肥
3作目牛ふん
4作目鶏ふん に戻る

こんな感じです!

自分の土にあった組み合わせが見つかると良いですね。

 

以上、土づくりには欠かせない堆肥の話でした。

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